おっぱいサバイバー

2015年28歳で乳がん告知。闘病の記録と感情をつづるブログ。

闘病ブログを書き続ける理由

乳がんを告知されてもうすぐ2年。このブログ、おっぱいサバイバーを開設して1年半ほど経ちました。

この2年で、乳がんであると告白した著名人もたくさんいました。北斗晶さんは乳がん告知を受け、休業を経て復帰。小林麻央さんも、夫の市川海老蔵さんが会見を行い、乳がんであると告白していました。だいたひかるさんや、南果歩さんも、早期乳がんの闘病中だと報じられています。

特に、小林麻央さんは、ご自身で更新されたアメブロの記事がよくニュースに取り上げられています。北斗晶さんも、最近ではすっかりお元気そうですが、一時期は闘病のようすがニュースになっていたと思います。お二人に限ったことではないですが、著名人の闘病については、Yahoo! ニュースのコメント欄やSNSなどで、多くのユーザーからネガティブなコメントがつくことがあります。

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抗がん剤による脱毛から、治療後の発毛、カラーリングとパーマをするまで

先日、久しぶりにパーマをかけました。夫とほぼ同じ髪型になったので、自他ともに「林家ペーパーみたい」と思っています。

パーマをかけたのは、抗がん剤治療が終わってから約1年5か月経過したタイミング。髪は15cmくらい伸びていて、もう脱毛していた面影は完全にゼロです(刈り上げてツーブロックにしているので、伸びた感が伝わりづらいですが)。

https://www.instagram.com/p/BR0ZcjehgvJ/

その1か月くらい前に、カラーリングをしてました。抗がん剤から約1年4か月。髪がもっさりしてくるのと、黒髪に飽きて染めたくなったのでした(写真だと分かりづらいですが)。

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NKJK読みながら泣いた

NKJKという漫画を読みました。インターネット上で良い評判を見かけたので、軽い気持ちで買いました。全二巻。

ひとことで言えば、「大病を患った親友のために、女子高生の主人公が、毎日お見舞いに行って笑わせる」だけの漫画です。具体的な病名は描かれていませんが、同じく入院している登場人物が脱毛していることや、闘病のようすから、がんの一種だろうなということは想像できます。書評を読んだときから、「あ、これはたぶん同病かそれに近い病気だろうな」と覚悟をして買いました。

ほんとうは、子どもや若い人ががんになる作品は嫌いでした。そういった作品は、わたしの中で、ハッピーエンドにならないだろうという思い込みがあり、死に対する描写に恐怖がありました。闘病をエンターテイメントとして昇華される気持ち悪さもあります。がんは、つらくて苦しくて、そしてみんなに感動を与える、そういう風に刷り込まれている気がして、どうしても好きになれなかったのです。

核心を突きます。NKJKは、ハッピーエンドな作品です。読み終わる最後の最後まで、もしかすると違うかもしれないという不安がありましたが、前向きなクライマックスを迎えます。

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