おっぱいサバイバー

2015年28歳で乳がん告知。闘病の記録と感情をつづるブログ。

28歳、乳がん宣告を受けました

筆者が抗がん剤治療や手術を行ったのは2015年のため、治療に関する情報は最新と異なる可能性があります。なお、筆者の近況はTwitterで発信しています。

28歳だった2015年5月2日、乳がんの宣告を受けました(最悪な気持ちで GW を過ごしていました…)。
その後、精密検査を経て、ステージ2aと分かっています。

今年に入ってから、なんとなく胸のしこりが気になっていたので、4月に会社の定期健康診断のオプションで、乳がん検診(乳腺エコー)を受けました(実は結婚したタイミングである2年前にも乳がん検診は受けていました)。その場で精密検査を推奨されたため、健康診断の結果を待たずに乳腺外科を受診し、乳腺エコー・マンモグラフィー・針生検を経て5月2日に乳がんの宣告を受けました。

仕事は5月半ばから休職させてもらい、今は自宅で療養しています。急な休職に対応してくれたチームメンバー、上司には感謝しています。
自覚症状はしこりを感じる以外は特になく、いつも通りの生活が可能ですが、抗がん剤による副作用や通院のためにお休みをいただいている状態です。

いまのところ治療方針は【術前化学療法(抗がん剤治療):半年程度】→【腫瘍摘出手術】→【ホルモン療法:5〜10年程度】となる予定です。最初の抗がん剤投与(数時間の点滴)のみ二泊三日で入院し、その後は外来(通院)で検査・治療を行い、経過をみて摘出手術を受ける予定です。手術後に復職を考えていますが、まだ具体的な段取りは決めていません。

がん治療と言うと、脱毛や吐き気といった強い副作用と、治るか分からないというリスクの大きさなど、未だにイメージが最悪かと思います。副作用は、使用する薬や体質によりますが、外来治療が一般化していることもあり、一昔前に比べれば軽いものとなってきています。また、乳がんは非常に予後が良いがんと言われ、早期発見すると根治する可能性が高く、末期のステージ4だとしても生存率が高いです。わたしはステージ2a だったので、根治を目指して治療をします。

ちなみに、20代日本人女性の乳がん罹患率は1万人に1人以下です(ただし、30代後半から増え始め40代後半〜50代がピーク、生涯では12人に1人が患うと言われ、女性の患うがんのトップです)。…宝くじを買っておくべきだった。ですので、同世代の方は、過度に心配することはないと思いますが、自己検診はした方が良いし、気になったらすぐに乳腺外科を受診することをおすすめします。
乳がんは早期発見しやすいし、早期発見でほぼ確実に治ります。ステージが進んでいても、治療法が確立されているがんの一つです。

既に宣告から4ヶ月が過ぎて、治療もだいぶ進んでいますが、経過も良好で余裕も出てきたため、このタイミングでブログを立ち上げました。その目的や思いなどは以下の記事にまとめています。

最後に、こんなときなので Amazon の ほしい物リスト を貼っておきます!(都合の良いがん患者アピール)

これから、このブログでは、治療の経過や乳がんに関する情報などをときどき更新していく予定です。
メインのブログ(chirashi) では、今までと変わらずくだらない日常を記録していく予定ですので、そちらもあわせてよろしくお願いします。