おっぱいサバイバー

2015年28歳で乳がん告知。闘病の記録と感情をつづるブログ。

どうしてもつらいときは、好きなものにだけ囲まれて、できるだけ遠くを見よう

筆者が抗がん剤治療や手術を行ったのは2015年のため、治療に関する情報は最新と異なる可能性があります。なお、筆者の近況はTwitterで発信しています。

すっかり寒くなりました。
そのせいか、それとも治療がひと段落して気が緩んだせいか、風邪を引いて再び引きこもり生活中です。

身体が弱ってくると、心も折れそうになりますよね。
わたしは、抗がん剤治療中、悔しくて悲しくてつらくて、もうよく分からない気持ちになることがありました。
ちょうど芸能人のがんに関するニュースが多い時期で、それらを見るたびに嫌な気分にもなりました。

治療が落ち着けば落ち着いたで、他の乳がん患者さんの健康的なごはんや、身体に良い暮らしを見るたびに「わたしはこれで良いのだろうか?」と思うこともあります。頭では “病状や治療や考え方は人それぞれだから” と分かっているのに。
まだ先の長い闘病生活。他人と自分を比べて、くよくよしていたら心が持ちません。
そんなふうに、どうしてもつらいときは、あらゆる情報をシャットアウトしています。テレビもスマホもインターネットも見ない。本も読まない。
好きなものにだけ囲まれて、例えば好きな色のパジャマと、美味しいおやつと、可愛い飼い猫。できるだけ遠くの、治療が終わった後に行きたい場所や、やりたいことを考えて暮らします。

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ちょっと手を伸ばせば(ほとんど伸ばさなくても)、いたるところに情報が落ちています。もちろん見たくない情報も。
少しでも弱っているなーと思ったときは、見ないことが得策です。元気になったら、また見れば良い。嫌だと思っていた芸能人のがんのニュースも、あるときには励みになったりします。

好きなものにだけ囲まれて、できるだけ遠くを見て、暮らしましょう。