おっぱいサバイバー

2015年28歳で乳がん告知。闘病の記録と感情をつづるブログ。

今年の不安は今年のうちに解決。年内がん検診予約のススメ。

筆者が抗がん剤治療や手術を行ったのは2015年のため、治療に関する情報は最新と異なる可能性があります。なお、筆者の近況はTwitterで発信しています。

今年の漢字が「安」に決まったそうですね。
わたしの2015年は、5月に乳がんの告知を受け、6月に抗がん剤治療を開始したので、ちょうど半分が闘病生活でした。はじめは「不安」が大きかったけれど、今ではなんとか「安心」しながら生活できるようになった気がします。

今年は、北斗晶さんの乳がん告白が衝撃的でした。わたしは、ちょうど時期が近かったのもあって、他人事には思えませんでした。
さらに、今井雅之さんや川島なお美さんの訃報は、とてもつらかったです。まだまだ自分の病気と向き合えない時期だったので(今も向き合えていると言い切れる自信はないですが)、出来るだけニュースから目を背けるようにしていました。
一方、つんくさんの声帯切除の告白は、衝撃を受けたと同時に勇気をもらえました(タイミングとしては、わたしが告知を受ける前のニュースでしたが)。賛否両論あるかもしれないですが、病気と闘う著名人の方がいるのは勇気付けられます。

2015年は、上記の方以外にも、著名人・芸能人のがんに関するニュースが多かったように思います。正直「もう勘弁してくれよ…」と思うこともありましたけど。
さて、そんなこんなで不安になる人が増えたせいか、病院では、がん検診の予約が殺到しているそうです。特に乳腺外科では、乳がん検診の予約待ちが数ヶ月というところもあるとかないとか。

なので、ぜひ、いま不安に思っている方は年内に、がん検診の予約することをおすすめします(受けられるのは来年になるかもしれないけれど)。今年の不安は今年のうちに解決しましょう。
わたしの元にも「しこりがあるけど不安…」というメッセージをいくつかもらいましたが、こればっかりは医者に診てもらうしかないですからね。

わたしは、このタイミングで検診を受ける人が増えるのは良いことだと思う一方、ぜひ定期的に検診を受ける人が増えてほしいと思っています。20代や30代前半では、定期健診までいかなくとも、不安に思ったタイミングで素早く病院へ行くことが大事だと思います。