乳がん手術から約1年。PET CTとマンモグラフィー検査をし、異常なしで無事パスしました!
あわせて、告知後間も無くからトータル1年間の投与をしたハーセプチン(分子標的薬)の治療も終わりました!
とにかくめでたい。すこし細かく以下にまとめます。
術後の検診について
乳がん手術後の定期検診は、乳房の検査(多くはマンモグラフィー)が一般的なようで、頻度はわたしの場合は年に1度(今回が初めて)です。担当の医師に聞いたところ、PET CT(腫瘍に反応するマーカーを用いた検査で、小さな腫瘍や転移も見つけやすいと言われる)は、何らかの自覚症状がある場合や、本人が望む場合のみ行うことが多いそう。
強制的にPETなどの検査を行わない理由は、自覚症状がない状態でPETにより微細な腫瘍を見つけた場合も、自覚症状がでてから検査をした場合も、その後の生存率に大きな差がないことが大きいそうです。さらに、検査結果を待つ間の患者の精神的負荷も大きいことから、任意となっているようです。
わたしは、再発が不安だったので希望しましたが、検査のために病院に行くのも憂鬱な気分だったし、結果を待つ1週間も不安でしょうがありませんでした。再発して悪化するよりマシという気持ちで希望しましたが、精神的な安定を考えるフェーズにきたのかもしれない。来年はまた主治医と相談して決めようとおもいます。
ちなみに、上記はすべてわたしの症状に対する、わたしの主治医の見解なので、おなじ病気でもそれぞれ主治医に確認するべきかとおもいます。
ハーセプチン(分子標的薬)治療について
抗がん剤が、がん細胞だけでなく全身に作用してしまうのに対し、がん細胞だけに作用するのが分子標的薬です。ハーセプチンは、乳がん治療に使われる分子標的薬の製品名。薬品名ではトラツズマブともいわれます。
ハーセプチン治療は、3週おきにトータルで1年間行います。わたしの場合は最初の6クールは抗がん剤とあわせて投与、手術と放射線治療の間は休薬、残りはハーセプチンの単独投与でした。単独投与になってからの副作用はほぼなく、投与時間も30分程度なので、仕事をしながら化学療法室に通っていました。
それも今日で終わり!というわけで、たいへんめでたい気分です。
ホルモン治療はまだ9年(!)残ってますが、こちらは気長にがんばります。
具体的には、3週に1度の通院が3ヶ月に1度に減ります。