おっぱいサバイバー

2015年28歳で乳がん告知。闘病の記録と感情をつづるブログ。

乳がん3年生になりました

筆者が抗がん剤治療や手術を行ったのは2015年のため、治療に関する情報は最新と異なる可能性があります。なお、筆者の近況はTwitterで発信しています。

乳がん告知を受けて、まる2年が経ちました。今日から乳がん3年生です。

一昨年の告知直後から去年の5月2日までは、治療と社会復帰のリハビリに費やした1年間でした。それに比べて去年からいままでの1年間は、無理のない範囲で新しい挑戦をし、できるだけ好きなものに囲まれる、わたしらしい29歳〜30歳として生きられたと思います。治療の面では、昨年の11月にハーセプチンを終え、いまは毎日の服薬と半年に1度の注射のみです。副作用は気にならないものの、それぞれ残り4年弱と9年弱くらいと長い戦いが続きそうです。

下記は去年の今日書いた記事です。

先日、久しぶりに超音波検査を受けて異常なしで一安心。髪もすっかり伸びて、見た目ももうふつうです。通院も3ヶ月に1度だし、病人であることを忘れている時間が増えました。

私生活も仕事も、まわりの理解や支えもあり、完全に復帰できたと思っています。病気になる前と比べれば、私生活では、夫に任せたり、意図的に手を抜くことが増えたし、仕事の面では疲れたらすぐに休むことを意識するようになりました。その一方で、新しいことに挑戦したり、できなかったことを頑張ろうと思う機会も増えました。大病を患うと価値観が変わるといわれますが、わたしは、これまで持っていたじぶんのポリシーがより強くなったように感じます。

今後の1年は、いままでたくさんのひとに支えてもらったぶん、近い病気のひとたちに、少しでも勇気を分けられれば良いなとおもいます。引き続き、じぶんらしく。