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おっぱいサバイバー

2015年28歳で乳がん告知。闘病の記録と感情をつづるブログ。

おっぱいサバイバーってなに?

ご挨拶

おっぱいサバイバーってなに?

わたし id:chira_rhythm55 が綴る乳がん闘病のブログです。わたしのプロフィールは、以下のエントリに詳しく書いています。

乳がん宣告後しばらくの間、病気については家族や同僚、Facebookの一部の友だちにのみ公開しており、インターネット上で広くは公開していませんでした。それは、わたしの治療は「根治」が目的で、いつか何ごともなかったように元通りの生活することがゴールだからです。早く治療を終え、つらいことを忘れたいという思いもありました。

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名前の由来

宣告後に感じたことのひとつに「 もう “乳癌” なんて文字を見たくない!」というものがありました(既に数ヶ月経って落ち着きましたが)。なので、このブログでは “がん” と平仮名で表記しています。一方、がん闘病者を “サバイバー(生存者)” と呼ぶ*1 と知り、こちらは何だか格好良くて気に入りました。というわけで、病気らしくなくポップで、そして強く闘う意味を込めて「おっぱいサバイバー」としました。

どうして立ち上げたの?

そんな中ブログを立ち上げて公表したのは、治療を続けるうちに、以下のような気持ちが芽生えたからです。

1. 一人でも多くの人(特に若年者)が、乳がんを早期発見できる世界にしたかったこと

現在、日本の乳がん検診は、厚生労働省によって40歳以上に推奨されています。これは自治体によってバラつきがあり、わたしの住む京都市では30歳以上に推奨されています*2。つまり対象年齢に満たない年齢では、自分自身の判断で検診を受けるしかありません。これは、乳がん罹患のピークが40歳以降にあるためですが、20代や30代でも乳がんは発症し、かつ、年齢的に「まさか」という思いから、発見時に進行していることが多いと言われています。

わたしは、会社の定期健康診断で、たまたま乳がん検診オプションを付けたために発見できました。これは本当にラッキーだったと思っています。乳がんは今や早期発見で治る可能性が高いですし、早期でも自覚症状がある(しこりを自分で見つけることができる)数少ないがんです。なので、若い世代でも、少しでも違和感があれば検診を受けるべきだと思います。

2. 乳がん治療に臨む人や、その家族の励みを増やしたかったこと

他のがんに比べて治癒率の高い乳がんですが、治療はラクではないし(ただし、年々負担の少ない治療方法が確立されてきており、一昔前のがん治療のイメージよりは格段にラクになったと思います)、見守る家族の負担も大きいものです。また、個別化する(=患者個々人に合わせて治療方法を決定していく)がん治療において、同じ乳がんでも同じ治療をするとは限らず、「本当にこれで大丈夫?」と患者が自分自身と向き合う機会が数え切れません。

どんな治療も死ぬよりマシと思っていたわたしも、病気を克服した著名人・芸能人が活躍する姿や、乳がんや他のがんの闘病ブログ・本を見て励まされ(もちろん、不安になることも多いのですが…)、「わたしも頑張ろう!」と前向きになることがたくさんありました。女性の患うがんのうち最多である乳がんですが、二十代の乳がんは決して多くないし、わたし自身も不安でつらいこともたくさんあります。でも、どこかで同じように頑張る誰かの励みに少しでもなればと思います。

3. 1 や 2 が、わたし自身の励みになると確信したこと

そして何より、こうやって情報を発信することは、わたし自身の励みになると確信しました。

既に、病状を伝えた家族や友だち、同僚などからは、たくさん励まされて、特につらいときに勇気付けられています。わたしの主な治療法は薬物と手術によるものですが、ポジティブな気持ちや生きる目的意識は回復を早めるとも言われています。インターネットに情報を公開することは、インターネットでごはんを食べてきた者として、絶対に誰かのためになると信じています。

記事を公開するタイミングについて

上記の目的に加え、日進月歩で研究が進み、より個別化していく乳がん治療において、個人が情報をまとめて公開するのは、資料としても非常に有意義なものになると思っています。既に、10年前とは治療に対する考え方も変わり(外来治療の一般化)、5年前とは異なる治療薬が開発されています(ハーセプチンの術前療法の認可*3)。
そのため、このブログは出来るだけきちんと内容をまとめた状態で書きたいと思っています。勢いで書くと感情的になりすぎてしまうし… ですので、実際の治療の進捗とはズレがありますが、ご理解いただければと思います。

記事の内容について

とはいえ、あくまで医療従事者ではない素人の患者個人がまとめる闘病記ですので、内容については過不足があることをご了承ください(一方、できるだけ誰にでも分かりやすくまとめていきたいと思っています)。
また、前述のとおり、乳がん治療の研究は日々進んでいます。記事の内容も、いつか古いものとなりえると思いますが、あくまでひとつの記録として残していきたいと思っています。
もし、何か気になる点があれば、各記事へコメントいただければと思います(コメントは、わたしの確認後に公開となりますのでご理解ください)。

思い

患者としてのわたしの最終的な目標は、無事に治療を終え、再発せず、このブログの更新を止めることです(その後も メインのブログTwitter は更新していくので、わたしの近況が気になる方はそちらもご覧ください)。

繰り返しになりますが、乳がん治療の発展はめざましいものです。あと十数年で全く怖くない病気になるだろうし(既に怖くないとも言われていますが、まだまだ重大疾病のひとつです)、治療も、さらに軽いものになるだろうと思っています(切望しています…)。ですので、このブログは、いつか意味のないものになるのが、ひとりの乳がん患者としての思いです。