おっぱいサバイバー

2015年28歳で乳がん告知。闘病の記録と感情をつづるブログ。

若年性乳がんオフ会と、友だちのインタビュー

筆者が抗がん剤治療や手術を行ったのは2015年のため、治療に関する情報は最新と異なる可能性があります。なお、筆者の近況はTwitterで発信しています。

同じ若年性乳がん患者で、かつ同じ病院に通っている仲間4人で飲み会があったので参加しました。この会は2回目。いつもSちゃんがいつも音頭をとってくれています。InstagramやLINEを駆使して、仲間を集めてオフ会を企画するSちゃんは、ほんとうに尊敬します。

前回は、4人中、わたしを含む3人がノンアルコール。今回は4人全員、2、3杯は、お酒を飲みました。前回は治療方針や副作用、病状や病院の話が主だったけれど、今回は私生活や結婚、仕事の話が多くなってきて、ほとんどふつうの女子会のようになっていました。
ある人は抗がん剤からの妊活、ある人は結婚について。ある人は旦那さんの愚痴。ある人は仕事の話。病気に由来する話もあるけれど、もうほとんど、“ふつうの”女性と同じ悩みを抱えているように思います。少し前は気にかけていた食事も、いまでは前と変わりなく好きなものを食べているひとがほとんどのようでした。同じような時期に病気になった年の近いひとたちは、同じように一般社会に戻っていくのだなと実感しました。

わたしは、いまだに、同じ病気のひとと集まるのは、心配なこともあります。いまの自分よりもつらい治療や病状を見る恐怖、命と立ち向かう恐怖、あるいはもっと軽い病状のひとをみて嫉妬する不安。逆にそう思われる不安。でも、そんなことは些細なもので、同じような年齢・境遇のメンバーで集うと、いまでは病気だということを忘れるような集いになって勇気になっています。

若年性の乳がん患者は多くはないけれど、すこしずついろんなひととつながって、自分の勇気と同じ境遇の人の勇気になれば良いなと思います。

で、いつも会を開いてくれるSちゃんのインタビュー動画が公開されたので、リンクを貼ります。4月17日放送の「乳がん患者の希望に…心を癒やす人工乳房」からご覧ください。

かんさい情報ネット ten. | 読売テレビ